関東地方の梅雨入りが発表された6月上旬。
雨の止み間に白幡池を訪れてみると、紫陽花に加え、見頃を迎えた蓮の花や半夏生(はんげしょう)の姿を見ることができました。
季節の花々が楽しめる白幡池の様子とともに、「半夏生」という季節の言葉についてもご紹介します。
白幡池で蓮の花が見ごろを迎えています

白幡池公園といえば、水辺の穏やかな風景が魅力の公園です。
実は昨年も散策の様子をご紹介しましたが、季節が変わると景色の印象も大きく変わります。
池の水面には大きな蓮の葉が広がり、その間から淡いピンク色の花が顔をのぞかせていました。
雨上がりのしっとりとした空気の中で見る蓮の花は、どこか幻想的。
水辺に映る姿も美しく、思わず足を止めて眺めてしまいます。
これからしばらくの間は、白幡池ならではの初夏の風景を楽しめそうです。
池のほとりで見つけた「半夏生」

蓮の花を眺めながら池の周りを歩いていると、ひときわ目を引く植物がありました。
葉の一部だけが白く染まった「半夏生(はんげしょう)」です。
花びらのようにも見える白い部分は実は葉で、花の時期になると上部の葉が白く変化します。
緑の中に浮かび上がるような姿は涼しげで、梅雨の時期の風景によく似合います。

半夏生は植物の名前であると同時に、夏至から数えて11日目頃にあたる雑節(季節の節目)の名称でもあります。
毎年7月2日頃から5日頃に巡ってくる季節の節目で、昔の日本では農作業の目安として大切にされてきました。
「半夏生までに田植えを終える」といわれ、この日を過ぎると収穫が減るとも考えられていたそうです。
また、地域によっては半夏生の日にタコを食べる風習もあります。
これは、植えた稲がタコの足のようにしっかり根を張ることを願ったものといわれています。
現代では暦を意識する機会が少なくなりましたが、半夏生という植物がちょうど同じ時期に見頃を迎えることから、昔の人々は植物の姿を通して季節の移ろいを感じていたのかもしれません。
池のほとりに咲く半夏生を眺めながら、そんな昔の暮らしや季節の営みに思いを馳せるひとときとなりました。
紫陽花や鴨たちにも癒やされる池の風景

もちろん、この時期らしく紫陽花も各所で咲いていました。
鮮やかな青や紫の花が雨上がりの緑によく映え、歩いているだけで季節を感じられます。
池では鴨たちがゆったりと泳ぎ、静かな時間が流れていました。
遠出をしなくても、身近な場所で四季の変化を楽しめるのは白幡池の大きな魅力です。
初夏の自然を感じに白幡池へ






紫陽花を見に訪れたつもりが、見ごろの蓮の花や半夏生との出会いもあり、思いがけず季節の移ろいをたっぷり感じる散策となりました。
雨の日が続く季節ですが、少し天気が落ち着いたタイミングで白幡池を歩いてみてはいかがでしょうか。
初夏ならではの花々や水辺の生き物たちが、きっと迎えてくれるはずです。
白幡池公園
場所:横浜市神奈川区白幡町4

この記事を書いたひと
あっきー
神奈川区在住。
22歳の娘と20歳の息子、夫の4人暮らし。
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