五木園茶舗店主

「いつかは家業を継ぎたい」

そんな想いを胸に抱きながら、25年以上にわたって会社員としてキャリアを積んできた廣松(旧姓 中門)寛子さん。

2024年にお父様が亡くなられたことをきっかけにお店を手伝い始め、今年2026年から本格的に創業57年の老舗「五ッ木園茶舗(いつきえんちゃほ)」の事業を引き継ぎました。

昔ながらのお茶屋として地域に愛され続けてきたお店を守りながら、若い世代や海外にも日本茶の魅力を伝えていきたい──。

今回は、2代目として歩み始めた寛子さんの想いと、おすすめの商品をご紹介します。


「いつか継ぎたい」と思っていた家業

白楽駅から徒歩約2分、六角橋商店街にある「五ッ木園茶舗」は、昭和43年創業のお茶とのりの専門店です。

実は寛子さんは、幼い頃から「いつか家業を継ぎたい」という気持ちを持っていたそうです。

しかし、お父様は昔気質の厳格な九州男児。

大学進学にも反対されたそうですが、自分の道を切り拓こうと、その想いを貫きアメリカ・ユタ州の大学へ進学しました。

帰国後は貿易商社に勤務し、営業や仕入れ、輸出入など幅広い業務を経験。

その後は大手英会話スクールで教室運営やスタッフ育成、商品開発、マーケティングなどに携わり、約25年間にわたって会社員として経験を積んできました。

2年前にお父様が亡くなられたことをきっかけに、都内のご自宅から六角橋まで通いながら本格的に家業を手伝うようになります。

そして今年から2代目として、新たな一歩を踏み出しました。

お店の隅々に息づく、家族の手仕事

五木園茶舗おすすめ商品

店内に入ると、壁一面にはさまざまな種類の日本茶や海苔、おすすめの商品がずらりと並びます。

思わず目を引いたのが、お茶を収納している茶箱。

実は、一つひとつにお母さまがお気に入りの和紙を丁寧に貼って仕上げたものなのだそうです。

統一された色柄の茶箱は、店内をやさしく彩る存在になっていました。

商品だけでなく、お店の隅々にまで家族の想いや手仕事が感じられるのも、五ッ木園茶舗ならではの魅力です。


老舗だからこそ、新しい日本茶の楽しみ方を提案

五木園茶舗おすすめ商品

「急須を持っていないから、お茶を飲まない。」

そんな声を耳にすることも多いそうです。

だからこそ五ッ木園茶舗では、日本茶をもっと気軽に楽しめる提案にも力を入れています。

若い世代にも人気なのが、お湯にも水にもさっと溶ける粉茶や、水出し茶を手軽に楽しめるボトル。

さらに注目なのが「CHASTA(チャスタ)」という急須です。

ガラスのような透明感がありながら割れにくく、とても軽い素材で作られているため、毎日の暮らしにも取り入れやすいデザイン。

従来の急須のイメージを覆す、おしゃれで使いやすいアイテムです。

「日本茶は難しいものではなく、もっと気軽に楽しんでほしい。」

そんな想いが、お店の商品選びからも伝わってきました。


この夏おすすめ!100種類の素材をブレンドした「百草茶」

五木園茶舗おすすめ商品

今回、おすすめしていただいた商品の中で私も購入したのが「百草水」です。

100種類もの薬草や茶葉をブレンドしたノンカフェインの健康茶で、「100種類」と聞くとクセがありそうな印象でしたが、実際に飲んでみると驚くほど飲みやすい味わいでした。

蒸し暑い日が続くこの季節にもぴったりで、煮出し・お湯出し・水出しのどれにも対応。

1パックで約1〜2リットル抽出できるので、お好みに合わせて濃さを調整できます。

寛子さんご自身は、お湯出しで約1リットル作る飲み方がお気に入りとのこと。

健康を気遣いながら毎日続けやすく、コストパフォーマンスの良さも魅力です。

もちろん、お店では創業当時から人気のオリジナル煎茶や焼き海苔もおすすめ。

長年愛されてきた定番商品と、新しいライフスタイルに合わせた商品の両方がそろっています。


六角橋から、日本茶の魅力をもっと広く届けたい

現在は、お茶を使ったふりかけの開発も進めているそうです。

また、お茶と料理のペアリングイベントや、六角橋商店街のヤミ市での体験企画など、新しい取り組みも計画中。

今月のヤミ市では、白楽のリアル筋力トレーニングジム「リアルウェル横浜」とコラボし、握力や柔軟性のチェックと日本茶の試飲を組み合わせたイベントを予定しているそうです。

さらに、海外留学や商社勤務、語学教育の現場で培った経験を生かし、日本茶の魅力を海外へ発信していくことも視野に入れているとのこと。

昔ながらのお茶屋という枠にとどまらず、日本茶をもっと身近に、もっと楽しく伝えていく挑戦が始まっています。


編集後記

五木園茶舗おすすめ商品

取材を通して印象的だったのは、お店全体から伝わってくる家族のぬくもりでした。

長年受け継がれてきたお茶の味、お母さまの手仕事が彩る店内、そして2代目として新しい挑戦を続ける寛子さん。

昔ながらのお茶屋の良さを大切にしながら、若い世代や海外へも日本茶の魅力を届けたい。

そんな新しい一歩を踏み出した五ッ木園茶舗を、これからも応援したくなりました。

五ッ木園茶舗

住所:横浜市神奈川区六角橋1丁目7-21

営業時間:10:00~17:00

定休日:日曜・祝日・水曜・木曜日

Instagram:https://www.instagram.com/itsukien555/

この記事を書いたひと

あっきー

神奈川区在住。

22歳の娘と20歳の息子、夫の4人暮らし。

おいしいものやたのしいことなどのオススメ情報をオススメするのが好きです。

2代目編集長🔰