
のろ猫です!
10月になり、ようやく青空が見られるようになりました。
今年は雨が大変ですが、近年、秋は気候変動の影響でがけっぷち。
一体どうなるのやら…という感じです。
早急に対策が必要なのは言うまでもないとして、
ここはひとつ逆転の発想で、がけっぷちの秋を探しに出かけましょう!
“置かれた場所”は急傾斜

がけっぷちといえば、やはり二本榎。
平川町と斎藤分町のはざまにある、六角橋南側に位置するエリアです。
地名の由来などは分かりませんが、シンボル的な木があったのでしょうか。
今回は平川町の通り沿いからアプローチ。
目印は、藤江医院さんの案内表示と、

リスさんのいる街灯です。
電線、かじっちゃダメですよ(笑)

住宅の立ち並ぶゆるやかな坂道に入り、
最初のカーブを折れると

さっそく、本日の主役ご登場。
がけぷっちです♪
見ての通りゴツゴツ、荒涼としていて、
ほんとに秋があるのか一瞬不安になりますが、

まず目に飛び込んできたのは、ハゼラン。
夏から秋にかけ、赤い実と花をつける草花です。
花は午後の数時間しか開かず、別名を「三時草」とも言うらしいのですが、
三時前のいま、開いている花はわずか。
長雨の影響もあり、まだ本調子ではないのかもしれません。

こちらは、がけの途中に咲く芙蓉(ふよう)の花。
見事ですね。
芙蓉は「一日花」と言われ、朝咲いた花も夕方にはしぼんでしまいます。
一輪の寿命は短いですが、たくさんのつぼみが次から次に開花、
生命力にあふれた植物です。
今が見頃ですよ♪

がけに沿ってのぼってゆくと、途中で山道のような180度のカーブ。
正面に分岐してゆく細道には、

何やら、がけっぷちの掲示板が(笑)

全身で、ここが「急傾斜地崩壊危険区域」であることを知らせてくれています。
まわりの植物に支えられなんとか踏ん張っていますが、
そろそろ人間のヘルプが必要かもしれません…
精一杯のエールを送り、

ヘアピンカーブを折り返しましょう。

がけの上には、エノコログサ
青々とした夏の色から、白っぽい秋の色に変わっています。
別名「猫じゃらし」ですね♪
そよそよと風にそよぐ姿には、のろ猫もつい見入ってしまいますが
ふと目を離すと、

道行く若者の視線(笑)
どうやらここ、東白楽方面に向かう神奈川大生の通学路みたいです。
ヘンな猫がいる、とウワサにならないうちに

先を急ぎましょう~
押し寄せる風流! 秋はナナメからやってくる

さいしょの角を左折し、静かな道へと入ります。
ここの見所は、なんといってもグレース美容室さんの時計付き看板♪
夕方が始まる前の、のんびりとした時刻を歩いてゆきます。

四つ角を左折。
どの道も捨てがたいですが、
今日はがけっぷちがテーマなので、もういちど斜面の方に向かいます。

頭上には真っ赤な実を付けたトキワサンザシ。
少し先には…

階段を指さして、何かを議論している人たちがいます。
すごく気になりますが、
邪魔をするのもよくないので順番待ち。
少ししてからのぞきこんでみると

なんともまあ…
右側は心なごむ石造り、
左側はあとから造られたようですが、
途中で電柱さんをホールド
じわじわ訴えてきます。
これは議論に花が咲くのも納得ですね♪

ふたたび、がけっぷちへ出ます。
左側に見えるのは二本榎自治会の掲示板。
何かとスレスレですが、落っこちる心配はなさそうで一安心、
すぐに

秋が押し寄せます(笑)
「まっすぐ育つ」なんてどこ吹く風
ススキを先頭に
元気いっぱい、ナナメに伸びています♪


やはり、傾斜地の植物は“活き”が違いますね。
飛び出すススキと、
ターコイズブルーの実が鮮やかなノブドウを愛でつつ

坂を下ってゆきます。
幼稚園があるこのあたりには、色づき始めた木もちらほら。
カーブを過ぎて、

坂下からの眺めも悪くありません。
二本榎は、素敵な坂と階段の宝庫ですね♪
ちょっとコワイ! 緑のおばけと黒い影

坂を下りたあとは、さらに南へと進みます。
本日最後のがけっぷちを求め、
静かな斜面沿いを歩いてゆくと

すぐに素敵な階段が♪
しかも入り口には例の掲示板2種類がそろいぶみ
あいかわらずなところに立っています(笑)

階段わきに可憐な花を咲かせているのはオシロイバナ
近くには

クズの群れが押し寄せています。
彼らの場合、
たくましいとか、
活きがいいというより、

やり過ぎです(笑)
がけっぷちを呑み込む緑のおばけ

葉のなかには切り絵アートのようになったものもありますが、
これは、クズクビボソハムシという虫の食べ跡。
2016年に東京で初めて確認された外来種です。
クズの葉を食べる虫で、近年は横浜でも確認されています。

その気になれば、いろいろなものが見えてくる崖っぷち。
ときに足を止めながら

先に進みます

階段が終わると、
道は、高い空に吸い込まれるように、さらに上へと続いてゆきます。
眺めも抜群!
誘われるままに進んでゆくと

頂上でカラスが待ち受けていました。
おわあ!
わたしになにか恨みでも?

もしかして、このまえパンチしたカラスの仲間でしょうか?
でも大丈夫、
こんなこともあろうかと、前回、護身術を習いに行ったのです。
少し前だと危なかったですが、
カラス君、一歩遅かったね

あっ!
ほんとにこっちに来ました!
ヤバ…

…と、
あれ?
なにもしないまま通り過ぎました。
どうしたのでしょう、
もしかして、のろ猫の脱力ぶりに恐れをなしたのでしょうか?
…なにはともあれ

さっそく修行の成果が出ました♪
ちなみに、
カラスは後ろから攻撃してくるので、ほんとはまだ油断してはいけません(笑)

がけの上は住宅地の入り口。
つかのまの冒険もここでおしまいです。
最後はちょっとヒヤヒヤしましたが、存分に“秋”を見つけられた斜面の旅
今日はこのへんにして、おうちに帰ることにしましょう。

皆さんもぜひ歩いてみてください~

この記事を書いたひと
のろ猫
六角橋の魅力に惹かれて移住してきました。
普段は人の姿をして、本屋などに出没します。
ゆっくりとした歩行者の視線で記事を発信しますので、よろしくお願いします!

