
六角橋エリアで「鍼灸マッサージ院 如月」を営む、鍼灸あん摩マッサージ指圧師の杉本英輔さん。
2026年10月8日、初の著書『背負いこみがすぎる人の生き方―ありのままの自分に戻る』(さくら舎)が刊行されました。
繊細な気質を持つ人が、日々の暮らしの中で少し心と体をゆるめ、自分らしく過ごしていくための「繊細養生」を綴った一冊です。
実はこの本が生まれるまでには、杉本さんが六角橋で過ごしてきた時間や、街の人たちとのたくさんのつながりがありました。
今回は新刊のお話とともに、杉本さんと六角橋の街との関わりについても伺いました。
※本記事の取材にあたり、杉本さんより書籍をご提供いただきました。
患者さんへの「手紙」のような気持ちで

『背負いこみがすぎる人の生き方―ありのままの自分に戻る』は、繊細さゆえに疲れやすかったり、考えすぎて眠れなくなったり、人に気をつかいすぎてしまったりする人に向けて書かれた本です。
杉本さん自身も、バーンアウトやHSP気質による不眠など、心身の不調を経験してきました。
社会福祉士として地域包括支援センターに勤務したのち、鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の資格を取得。
現在は睡眠健康指導士、スリーププランナーとしても、東洋医学と睡眠科学の両面から、不眠や自律神経の不調、慢性的な疲労などに向き合っています。
今回の本についてお話を伺う中で、特に印象に残ったのが、
「患者さんへの手紙のようなつもりで書きました」
という言葉でした。
日々の施術の中で患者さんに伝えていることや、これまで文章投稿サービス「note」に綴ってきたことを、一冊の本にまとめた今回の著書。
そこに書かれているのは、「こうすれば治る」といった答えではありません。
難しいことや特別なことではなく、まずは読んだ人に安心してもらうこと。
そして、「しんどいのは自分だけじゃないんだ」と感じてもらうこと。
患者さん一人ひとりと向き合ってきた杉本さんだからこその、やさしいメッセージが込められています。
noteの記事から約6万字の一冊へ

出版のきっかけは、ご縁のあった方からの紹介でした。
もともと杉本さんがnoteで発信していた2,000~3,000字ほどの記事約15本をベースに、内容を改めてブラッシュアップ。
文章を書き加え、関連する本を読み直すなどしながら、およそ3か月半をかけて約6万字の原稿を完成させました。
執筆場所としてよく利用したのが、白楽駅東口からすぐの「書店(など)bookpond」。
白楽駅前のカフェや神奈川大学図書館などでも作業をしたそうですが、本に囲まれ、ゆったりと時間が流れるbookpondは、杉本さんにとって特に居心地のよい場所だったといいます。
「僕自身、騒々しい場所にいると疲れてしまうタイプなので、このゆるい感じがすごく好きなんです」
そして執筆中、大きな支えとなったのがbookpondの小池さんでした。
編集者としての経験があり、ご自身でも本を執筆している小池さん。
初めての出版で分からないことがあったときや、原稿に煮詰まったときには相談に乗ってもらい、さまざまなアドバイスを受けたそうです。
患者さんへ伝えてきた言葉が、白楽の街の中で少しずつ、一冊の本へと形になっていきました。
六角橋との始まりは「数奇者 数奇場」から

杉本さんと六角橋との関わりは、今回の出版よりずっと前にさかのぼります。
かつて六角橋のシェアハウスで暮らしていた杉本さん。
当時からお酒が好きで、よく通っていたのが、六角橋商店街の「六花」で間借り営業をしている日本酒バー「数奇者 数奇場」でした。
そこで生まれたご縁から、六花の3階を間借りして「鍼灸マッサージ院 如月」を開業することに。
約2年1か月にわたり、六角橋商店街の中で施術を続けました。
仕事だけでなく、日々の暮らしの中でも六角橋の街へ。
「Hakuraku Mökki」や「燻製酒場one's」、「キツネノアトチ」などにも足を運び、少しずつ街の人たちとのつながりが広がっていったそうです。
なかでも、六角橋商店街にあるセミオーダーの靴店「コンフォートシューズ リリー」の小坂辺さんにはとてもかわいがってもらい、さまざまな人との縁をつないでもらったといいます。
施術を行う場所であるだけでなく、暮らし、飲みに出かけ、人と出会う場所でもあった六角橋。
そうしてできたつながりは、如月を移転した今も続いています。
2026年6月、現在の場所へ移転

「鍼灸マッサージ院 如月」は2026年6月、六花での間借り営業を終え、西神奈川3丁目の現在の場所へ移転しました。
六花の3階で営業していた頃は、夜に別の間借り営業があるため施術は17時まで。
また、3階へ続く急な階段があり、上ることが難しい方もいました。
現在の店舗は道路に面した1階にあり、バリアフリーに。
夜に予約できる日も増えました。
場所は変わりましたが、以前からの患者さんの多くが、現在も引き続き通っているそうです。
如月では、東洋医学と睡眠科学の視点を取り入れ、不眠や自律神経の不調、慢性的な疲労など、一人ひとりの心と体に向き合った施術を行っています。
「本として、文字として」届けたい
日々の施術やnoteを通じて伝えてきたことを、一冊の本にまとめた杉本さん。
本書では、繊細さを弱さではなく一つの気質として受け止め、睡眠を中心に心と体をいたわるセルフケアを「繊細養生」として紹介しています。
働き方や人間関係、感情、呼吸、睡眠、おなかの不調、自然、趣味――。
暮らしのさまざまな場面から、「ありのままの自分」に戻るためのヒントが綴られています。
杉本さんが大切にしているのは、本だからこそ、文字だからこそ届くものがあるということ。
読んだ人の心が少し楽になったり、「しんどいのは自分だけじゃない」と思えたりする。
そんな一冊になれば、と話します。
特にHSPなど繊細な気質を持つ人や、内向的で静かな時間を必要とする人にとって、杉本さんが大切にしてほしいと考えているのが「睡眠」です。
そして、日々さまざまな刺激や人間関係の中で過ごす学生さんにも、ぜひ手に取ってほしいとのことでした。
10月11日、bookpondで出版記念フリートーク

10月11日(日)には、本が生まれた場所のひとつでもある「書店(など)bookpond」で、出版を記念したフリートークが開催されます。
かしこまった出版記念セミナーではなく、飲み物を片手に、出版や睡眠、養生、健康、東洋医学、経営などについて、ざっくばらんに話す時間。
杉本さん自身、大勢の前で話すようなかしこまったセミナーはあまり得意ではないそう。
だからこそ今回は、本を購入した方やこれまで応援してくれた方に直接感謝を伝えたり、本をきっかけに興味を持った方と新しいご縁が生まれたりする、ゆるやかな時間にしたいと考えています。
予約不要・出入り自由なので、途中からふらっと立ち寄るのもOKです。
書籍を購入した方(すでに購入済みの方を含む)には、杉本さんが選んだ古酒・熟成酒を一杯サービスするそうです。
※20歳以上の方限定。車で来場した方へのアルコール提供はありません。
『背負いこみがすぎる人の生き方』刊行記念フリートーク
日時:2026年10月11日(日)17:00~21:00
会場:書店(など)bookpond
住所:横浜市神奈川区白楽103 松尾白楽第二ビル2階
参加:予約不要・出入り自由
※参加の際はbookpondでワンドリンクの注文をお願いします。
六角橋で生まれたつながりの、その先へ
六角橋に暮らし、商店街で治療院を開き、お酒を飲みに出かけ、たくさんの人と出会ってきた杉本さん。
今回の本も、そんな日々とは切り離せないところから生まれています。
商店街でつながった人たちがいて、原稿を書くお気に入りの書店があって、そこで相談できる人に出会い、一冊の本になった。
治療院は六花から現在の場所へ移りましたが、杉本さんと六角橋の街とのつながりは、今も変わらず続いています。
『背負いこみがすぎる人の生き方―ありのままの自分に戻る』は、さくら舎より2026年10月8日刊行。
「鍼灸マッサージ院 如月」、白楽のbookpond、有隣堂 横浜西口店で取り扱っているほか、全国の書店、オンライン書店などで購入できます。
「最近ちょっと疲れているな」
「つい考えすぎてしまう」
「人に気をつかいすぎてしまう」
そんなとき、杉本さんから届いた一通の「手紙」のような気持ちで、ページを開いてみてはいかがでしょうか。

【書籍情報】
『背負いこみがすぎる人の生き方―ありのままの自分に戻る』
著者:杉本英輔/出版社:さくら舎
2026年10月刊行
価格:1,980円(税込)
鍼灸マッサージ院 如月
住所:横浜市神奈川区西神奈川3丁目9-6 鈴木マンション101
電話番号:090-4204-9331
営業時間:9:00~12:00/15:00~18:00(火・金は~20:00)
定休日:月・水曜日
アクセス:東急東横線「白楽駅」徒歩6分、「東白楽駅」徒歩8分/横浜市営バス「六角橋」徒歩1分
専門:睡眠障害(不眠・中途覚醒・早朝覚醒)
その他:自律神経失調症/胃腸障害(機能性ディスペプシア)/婦人科疾患(不妊/更年期)etc
Instagram:https://www.instagram.com/bestzzzacu/

この記事を書いたひと
あっきー
神奈川区在住。
23歳の娘と21歳の息子、夫の4人暮らし。
おいしいものやたのしいことなどのオススメ情報をオススメするのが好きです。
2代目編集長🔰

