
初めまして!
ビールとキャンプが好きな、自称ミーハーOL。西日本育ちの「あお」です🔰
六角橋エリアには、歩くたびに「今度入ってみよう」と思う酒場がたくさんあります。
そんな"気になる一軒"を訪ねながら、お店のこと、お店を営む人のこと、そして六角橋エリアの魅力を少しずつお届けする連載企画。
記念すべき一軒目は、「HOURS(アワーズ)」さんです。
はじめましてでも、気づけば居場所に

扉を開けると、一階のカウンターはお客さんでいっぱい。見上げると吹き抜けになっている二階からも賑やかな声が聞こえてきます。
カウンター上の棚にはキープボトルがずらりと並び、「やっぱり常連さんが多いんだなあ」と思わず見入ってしまいます。
でも、そんな雰囲気に気後れしたのは最初だけ。
代表の藤田さんと店長の横山さんは、初めてのお客さんにも自然に話しかけ、気づけばその場の空気に溶け込ませてくれるのです。
一人飲みのお客さんも多いのですが、立ち飲み特有のせわしなさはなく、それぞれが思い思いの時間を過ごしているのも印象的。

気づけば、「また来ます」と言ってしまいそうになる。
そんな"沼"っぽさが、このお店にはありました。
迷ったらまずはこの一皿

まずは生ビールで乾杯。
料理は何にしようかと、メニューや周囲のお客さんのお皿をキョロキョロ…。
目移りが止まらず、横山さんにおすすめを聞いてみました。
サクッと楽しまれる方には
・大分りゅうきゅう
・とり天
・ニクジャガ
がっつり楽しまれる方には
・とんぺい焼き
・長茄子麻婆
・からあげ
が人気とのこと。
今回はニクジャガ、りゅうきゅう、酢もつ、とんぺい焼きを注文しました。
実は、お店のメニューには、金沢文庫・すずらん通り商店街の人気店「スズランストア」で親しまれてきた料理から着想を得たものもあるそうです。
お二人が影響を受けた大衆酒場のエッセンスを取り入れながら、HOURSらしい一皿へとアレンジされています。
最初に頼んだニクジャガは、いい意味で想像を裏切る一皿。
一般的な「肉じゃが」ではなく、ほろほろに煮込んだ牛肉にマッシュポテトを合わせた一品です。
甘めの味付けのお肉と、なめらかなマッシュポテトは相性抜群で、お酒のおつまみなのに「ごはんください!」と言いたくなるおいしさ。
聞けば、おふくろの味をベースにしながら、映画鑑賞中にマッシュポテトとの組み合わせを思いつき、今のスタイルになったのだそう。

りゅうきゅうも、お酒がすすむ甘めで薬味が効いたしっかりとした味付け。
藤田さんと横山さんは大分出身ですが、「大分料理のお店」というより、街の人が普段使いする居酒屋の中に、大分の味が自然と並んでいる、そんな距離感が心地よく感じました。
実際、お客さんも「大分料理が目当て」というより、ご近所で飲みに来る方がほとんどなんだとか。
「話しているうちに、『九州の方なんですね』って気づくことはありますけどね。」
そんな何気ないエピソードからも、このお店らしさを感じました。

酢もつは柑橘がふわっと香るさっぱり味。
こってりした料理の合間につまむと、いいリセットになります。

そして、とんぺい焼き。
厚みのある豚バラとキャベツを、ふわふわの卵で包んだシンプルな一皿ですが、これがまた実家のような落ち着く味。
「今日はしっかり食べながら飲みたい」という日に頼みたくなる一品でした。
今日は何飲もう?

焼酎やサワー、ハイボールなどドリンクの種類も豊富。
カウンターからお客さんの飲みものを眺めていると、それぞれ飲んでいるものが違っていて、見ているだけでも楽しい時間です。
私はおすすめの「六角橋ハイボール」をいただきました。
街の名前にちなんで六角、そしてシナモン、ペッパー、アールグレイなどを漬け込んだオリジナルハイボールで、ほんのりとスパイスが香るまろやかな味わい。
どこかホットワインを思わせるような、不思議とほっとする一杯でした。

同行者はガリサワーを。
山盛りのピンクのガリに、いいちこマドラーが映える、思わず写真を撮りたくなるビジュアル。
ほどよい甘さで、スッキリ飲める一杯でした。
焼酎やサワーの種類も豊富なので、「次は何を飲もうかな?」と考える楽しみがあるのも、このお店の魅力です。
街に愛される、その理由

お店を始めたきっかけも聞いてみました。
藤田真也さんと横山雄太さんは、小学校・中学校・大学が同じだった大分出身の幼なじみ。
それぞれ飲食業で経験を積み、2023年にHOURSをオープンしました。
藤田さんは横浜で長年愛されるアメリカンダイナー「STOVES」で約17年間店長を務めた後、独立。
横山さんも金沢文庫の飲食店や崎陽軒などで経験を重ね、お二人で新たなお店づくりに挑戦しています。
お二人が影響を受けたお店のひとつが、金沢文庫・すずらん通り商店街にある人気店「スズランストア」。
焼きとんで知られるこのお店の空気感や料理から着想を得たメニューもあり、そのエッセンスがHOURSらしい一皿へと生かされています。

藤田さんが「STOVES」で働いていたこともあり、馴染みのお客さんにも来てもらいやすい場所を探して、ここにたどり着いたのだとか。
「下町っぽい雰囲気に惹かれて、この場所に決めました。」
その言葉の通り、お二人が目指したのは、ご近所の方がふらっと立ち寄り、それぞれのペースで思い思いの時間を過ごせるお店。
店内を見渡すと、一人でゆっくり過ごす人、仲間と二軒目を楽しむ人、閉店間際にふらっと顔を出す常連さん…。
それぞれが、自分のペースで時間を過ごしています。
長年、多くのお客さんと向き合ってきたお二人だからこそ生まれる、自然体で居心地のいい空気。
それもHOURSが街の人に愛される理由のひとつなのかもしれません。

店名の「HOURS」にも、お二人らしい想いが込められています。
藤田さんが以前働いていた「STOVES」から独立した方たちが「○○ズ」「○○ス」と名付けることが多かったことから、その流れを受け継ぎたいと考えていたそう。
さらに、「アワーズ」の「あわ」にはビールの泡という意味も重ね、「私たちの時間(Our Hours)」を楽しんでほしいという願いが込められています。

店内にはユニークなアートがあちこちに飾られ、お店のInstagramでもおなじみの日めくりカレンダーには、その日のひと言が。
台風の直後だったこの日は、
「お客様が安全そうなので営業します。」
親しみを覚えるその一言にも、このお店の人柄がにじんでいました。
あとがき
常連さんが多いのに、初めてでも入りやすい。
料理も、お酒も、そして人も心地いい。
いつも賑わっている人気店ですが、意外にも金曜日の早い時間が狙い目なんだとか。
白楽で酒場選びに悩んだら、ぜひ訪れてみてください。
大衆酒場 立ち飲み "HOURS"(アワーズ)
住所:横浜市神奈川区六角橋1-7-21
アクセス:東急東横線白楽駅から徒歩約2分
TEL:045-633-1867
営業時間:16:00〜23:00
定休日:不定休 ※SNSでお知らせ
全席喫煙・席料・お通しなし
Instagram:https://www.instagram.com/hours_hakuraku
おすすめシーン:一人飲み/仕事帰り/二軒目
次回予告

最後に周辺のおすすめのお店を聞いてみました。
挙げていただいたのは「居酒屋PAL」さんと「大衆酒場トヨサト」さん。
次回は、おすすめいただいたお店を訪ねてみようと思います。
六角橋エリアの酒場巡り、まだまだ続きます!

この記事を書いたひと
あお
ビールとキャンプが好きな、自称ミーハーOL。
西日本育ち。
ご近所 港北区から六角橋エリアへ足を伸ばし、街の魅力を発信します。

