のろ猫です!

今回やってきたのは神奈川大学。

2028年には創立100周年を迎える、地域に根付いた総合大学です。

近く開催される「神大フェスタ」(10月24~25日)を楽しみにされている方も多いと思いますが、

今回は、一足先に横浜キャンパスのまわりを歩いてみることにしましょう~

合格祈願はここで決まり! 不思議な場所に建つ神社

出発点は、先に見た「わが町 かながわ50選」の案内板。

ローソン神奈川大学前店のすぐ近くです。  

今日はここから反時計回りにキャンパスのまわりを一周します。

まずは、キャンパス裏手に続く道を歩いてゆきます。

歩道が広く、落ち着いた雰囲気がいいですね♪

散歩を楽しむ人たちに挨拶しながら進んでゆくと

歩道のおわりに、小さな階段がありました。

なにやら鳥居らしきものも見えますが、

まさか、こんなところに神社でしょうか?

階段の上はなんだか不思議な一角。

フェンスの外側ではありますが、ここは大学の敷地?

地図を開いても何も書かれていません。

通りがかった近所の人に聞いてみると、山王大神稲荷神社(さんのうおおかみいなりじんじゃ)という名前だそうで、

「それ以上は自分も分からないなぁ…」とのこと。

まるで隠れるようにして建つこの神社、

どうやら、キャンパスを東西に大きく二分する道の脇にあるようです。

しかも地図によるとこの道、

ちょうど六角橋3丁目と4丁目の境目。

写真の中央には陸橋が見えますが、あれはどうやら3丁目のキャンパスと4丁目のキャンパスをつなぐ架け橋のようです。

場所の持つ力を感じる、キャンパス裏のちょっと不思議な神社。

受験生の合格祈願にもオススメです!

さらにキャンパス裏手の道を進んでゆきましょう。

ここから先は六角橋4丁目。

1丁目から6丁目まである六角橋の中で、最も“傾斜値”が高いエリアに入ります。

急な坂をのぼるにつれて、

住宅地だったはずの右手側には、いつのまにか大学の施設。

ちょっと歪んだ風景の中で、

自分がキャンパスの中にいるのか外にいるのか分からなくなります。

突き当たりまでのぼると、坂道はキャンパスの西側をさらに上へ。

楽しげな自販機の横を過ぎ、さらに進んでゆきましょう~

まだ見ぬ高みをめざして

道はうねりながら、どんどん高度を上げてゆきます。

後ろをふりかえると新横浜の高層ビル。

4丁目ならではの風景が顔をのぞかせています。

かなりのぼったところで、キャンパスの敷地ギリギリに掲示板が立っていました。

大学が「広域避難場所」になっていることを示す看板のようですが、

フェンスのせいでけっこう見づらいです(笑)

…一体、なぜまたそんな場所に?

看板はかなり昔につくられたもののようで、

「日本鋼管中丸アパート」や「電々公社社宅」など、今は存在しないものも記されています。

実用性という意味ではキビシイですが、昔の風景を探る手がかりとしては大変興味深い存在。 

ある意味では、フェンスの向こうにいたからこそ今日まで生きのびてこられたのかもしれません。

避難袋を持った少年もビックリしています(笑)

坂の上は、テニスコートを見下ろすしずかな一角。

白いフェンスの途中に、入ってゆけそうなすきまがあったので、

ちょっと寄り道してみることにします♪

テニスコートの方に近づいてゆく道でしょうか?

それとも…

ワクワクしながら狭い道を進んでゆくと

なにもありませんでした(笑)

おわあ!

どこかに行くためでもなく、途中になにかがあるわけでもない、「純粋」なすきま道。

やはり、「実用性」だけでは計れない価値に出会えてこその大学、といったところでしょうか。

すぐ隣にある公園には学生さんの姿もありました。

友人と会話を楽しむ人や、一人遠くを眺める人

見晴らし抜群のベンチには色んな青春の一コマがありそうです。

若いっていいなぁ…

今年がちょうど100周年? お地蔵さんとの嬉しい出会い

さらにキャンパスの外周を進んでゆくと、

「この先、車両行き止まり」の表示。

歩行者にとって嬉しい区間の始まりです♪

道沿いに立つ掲示板もこの風格。

「まぁ、ゆっくり見ていきなさい」と言わんばかりです。

最近は車道スレスレな立地も少なくないですが、大切な地域情報のチェック、

やはりこれくらいの余裕は欲しいですよね。

その後、“黒い影”との攻防を感じさせるゴミ置き場を過ぎ、

細い下り坂へ。

奥に見える大きな木の下には

お地蔵さんがいました!

残念ながら頭部はなくなっているようですが、かわいい帽子をかぶせられ、大切にされていることが伝わってきます。

赤い前掛けも素敵ですね♪

それにしてもこのお地蔵さん、近辺の他のお地蔵さんと比べて、ほとんど情報がありません。

少し前に「塩なめ地蔵」さんとお会いした際(連載第7回)、近くの看板に「石なめ地蔵」というお地蔵さんがこのへんにいるらしいことが記されていたのですが、それがこのお地蔵さんのことを指しているのかも不明。

ネット等で調べてもよく分かりません…。

大きな木の根元には、「南側講中」と書かれた石碑。

「講中」というのは信仰を共有する人たちの集まりのことですが、  

「南側」とあるので、おそらくいくつかの講中がこの辺にあったのでしょう。

裏側には「大正十五年…」と書かれています。

後半の文字は読めませんが、

大正15年というと今からちょうど100年前。

神奈川大学の2年先輩です。

まだ大学ができる前からこの場所にあり、学生たちを見守ってきてくれたのでしょうか…

お地蔵さんの歴史に思いをはせ、しずかに手を合わせていると、

頭上で何かが動く音…

見上げると

リスさんがダッシュで樹上にのぼっていました(笑)

おそらく、近年話題のクリハラリスと思われます。

農作物や電線をかじるといった被害が深刻化しているようで

よくみると木の皮が剥がれたような跡もあります。

リスさんに罪はないですが、ちょっと困ったものですね…

大きな木には鳥さんたちもたくさんとまっていて、なんだか小さな森のような雰囲気。

キャンパスの脇にこんな場所があるなんて羨ましいです。

そのまま小径を進むと、長い坂道へ。

少し下ったところが

大学の正門です。

写真の左に見えるのは、さきほど逆側からみた境目の道。

正門前では、いくつもの道が交じりあっています。

神大フェスタに行く際は道中の散策もオススメですよ♪

それでは今日はこのへんで。

皆さんもぜひ歩いてみてください~

この記事を書いたひと

のろ猫

六角橋の魅力に惹かれて移住してきました。

普段は人の姿をして、本屋などに出没します。

ゆっくりとした歩行者の視線で記事を発信しますので、よろしくお願いします!