
六角橋商店街の仲見世通りを歩いていると、どこからか聞こえてくる心地よいミシンの音。
音のする方に目を向けると、そこにはデニム修理専門店「DAY'Z CRAFT WORKS(デイズクラフトワークス)」さんがありました。
実はこの日、11月1日にオープン予定のコーヒーショップ「PARCEL」さんの開店準備で、お掃除のお手伝いに来ていたのですが、向かいのお店から聞こえてくるミシンの音がなんとも心地よくて。
しかも、次々とお客さんが訪れる様子に「どんなお店なんだろう?」と興味津々。
そこで、PARCELの有規くんと一緒にご挨拶がてら、お話を伺ってきました!
歌舞伎の衣裳方から、デニム修理の職人へ

お店を営むのは、DSK(ダイスケ)さん。
服飾の専門学校を卒業後、松竹衣裳に就職し、歌舞伎の舞台衣裳を担当する「衣裳方」として約6年間働いていたという、ちょっと意外な経歴の持ち主です。
役者さんの衣裳を選んだり、着付けや着替えを担当したり。
もともとは映画のスタイリストや衣裳の仕事を希望していたこともあり、6年間の勤務を経て退職。
その後はアルバイトなどをしながら、30歳近くになって生地を扱う会社で営業やバイヤーの仕事に就きました。
会社の廃業などをきっかけに異業種への転職も経験。
一方で、友人と一緒に彫金やシルバーアクセサリーの制作を副業として約10年間続けるなど、ものづくりとの関わりはずっと持ち続けていたそうです。
そして2018年、45歳のときに念願だったデニム修理専門店「DAY'Z CRAFT WORKS」をオープンしました。
ちなみに、ミシンの技術は以前ジーンズショップで働いていたときに身につけたのだとか。
開業前は眠れないほど不安だったそうですが、今では「会社員時代は大変だったけど、今は楽しい」とDSKさん。
好きなことを仕事にしている充実感が伝わってきます。
思い入れのあるデニムを、もう一度履けるように


長年履き込んだお気に入りのジーンズ。
膝や股の部分が破れてしまったり、生地が薄くなってしまったり。
それでも愛着があって、なかなか手放せない一本ってありますよね。
DAY'Z CRAFT WORKSさんでは、そんなデニムの修理を専門に行っています。
ジーンズはもちろん、ジージャン、オーバーオール、ペインターパンツなどにも対応。
小さな穴から大きなダメージまで、状態や希望に合わせて相談に乗ってくれます。
リペア方法は大きく分けて4種類。
①standard repair(スタンダードリペア)
デニムの縦目に沿って穴を修復し、周囲の弱った生地も補強する方法。
②DAY'Z original repair(オリジナルリペア)
できるだけ修理跡が目立たないように仕上げる方法。小さな穴に適していますが、穴の大きさによっては対応できない場合もあります。
③easy repair(イージーリペア)
穴の開いた部分のみを修理する、比較的低予算の方法。ただし、周囲の生地に負担がかかるため、修理部分の際から再び破れる可能性も。引っかけてできた破れなどに向いています。
④custom repair(カスタムリペア)
別のデニム生地や異素材を使って修理する方法。修理をデザインとして楽しみたい方にもおすすめです。
修理の見積もりは無料。
「こんな状態でも直せるのかな?」というデニムや、他店で修理を断られたものも、一度相談してみてはいかがでしょうか。
ただし、リペアは決して安価なものばかりではありません。
大切な一本をこれからも履き続けたい。
そんな思いに応えてくれるお店です。
なお、取材時点では修理の仕上がりまで約2か月待ちとのこと。
余裕を持って相談してくださいね。
デニムとアメカジが好きな、大人たちのたまり場






お話を伺っていて、もうひとつ面白かったのがお客さんとの関係です。
DSKさんいわく、お客さんは「(自分と同じ)おっさんが多い」そう(笑)。
ジーンズやアメカジが好きで、いくつになってもその世界から卒業できない、大人になりきれないおじさんたち。
古着屋さんは若い世代が営んでいることも多く、好きな服について気兼ねなく話せる場所が意外と少ないのだとか。
そんな方たちがDSKさんのお店に集まり、デニムの話や趣味の話で盛り上がるそうです。
なかには修理の依頼がなくてもふらりと立ち寄り、1〜2時間おしゃべりして帰る方もいるのだとか。
お店には古着やDSKさんが制作したものも並び、2階にはミシンが数台。
ミシン教室もリクエストに応じて開催しているそうです。
インターネットやInstagramを見て訪れる方も多く、お客さんは横浜市内を中心にさまざまなところからいらっしゃるとのこと。
デニムを修理する職人さんのお店でありながら、好きなものを通じて人がつながる場所にもなっているんですね。
仲見世通りに響くミシンの音

今回、向かいのPARCELさんの開店準備がきっかけで、思いがけず知ることになったDAY'Z CRAFT WORKSさん。
黙々とミシンを動かす職人さんの姿と、ふらりと立ち寄るお客さんとの気さくな会話。
そんな光景が、六角橋商店街の仲見世通りにありました。
これからは向かいにコーヒーショップもオープンし、また新しいつながりが生まれるかもしれませんね。
お気に入りのデニムを直したい方はもちろん、ジーンズやアメカジが大好きな方も、ぜひチェックしてみてください!
DAY'Z CRAFT WORKS(デイズクラフトワークス)
住所:横浜市神奈川区六角橋1-8-21(六角橋商店街 仲見世通り内)
営業時間:11時〜19時
定休日:月・火曜ほか不定休
電話:045-633-4925
取扱い:デニム修理、古着・制作物の販売、ミシン教室など
修理見積もり:無料
Instagram:https://www.instagram.com/dayzdsk/
※修理内容や納期については、直接お店にご確認ください。
ちなみに、PARCELの有規くん。
オープンを前にクラウドファンディングに挑戦中です。
お友達としても、ぜひ応援したいのでご支援よろしくお願いいたします!

この記事を書いたひと
あっきー
神奈川区在住。
23歳の娘と21歳の息子、夫の4人暮らし。
おいしいものやたのしいことなどのオススメ情報をオススメするのが好きです。
2代目編集長🔰


