六角橋商店街で創業62年。

まちとともに歩んできた老舗洋食店「キッチン友」。

テレビドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京)の題材になったことで一気にその名が広まり、テレビや雑誌など多くのメディアにも取り上げられてきました。

けれど、扉を開けると広がるのは、変わらないあたたかな空気。

いつもは家族で利用するので2階席なのですが、この日私は一人で、初めて1階のカウンター席に座りました。

カウンター越しに見える、三世代のチームワーク

厨房に立つのは、81歳のじいじ、75歳のばあば、そして2024年春に戻ってきたお孫さん・だいきさん。

だいきさんはフランス料理のシェフとして経験を積み、「キッチン友」の二代目を継ぐべく帰ってきました。

洋食の伝統に、新しい感性がそっと重なります。

じいじの手さばき、ばあばのさりげない気配り、だいきさんの機敏な動き。

そこへ、看板娘のちよこさんが1階と2階をきびきびと行き来し、店全体を明るく支えます。

三世代で切り盛りするその姿を眺めていると、料理ができあがる時間さえ楽しく感じられました。

名物「ジャンボランチ」とその由来

どどーん!これぞ大人版お子さまプレート!

この日のお目当ては、名物「ジャンボランチ」。と、ステッカー!(笑)

カツ、ハンバーグ、エビフライ、唐揚げ、目玉焼き、スパゲッティ。

“大人版お子さまプレート”ともいえる、好きなものをぎゅっと詰め込んだ夢の一皿です。

その名は、当時初フライトを迎えたボーイング727のジャンボジェット機にちなんで名付けられたもの。

噂を聞きつけ、当時のボーイングのキャビンアテンダントさんが食べに来たこともあったとか。

オリジナルステッカーもゲット♪ 六角橋ナビステッカーもお渡ししてきました!

今回はご飯を少なめにしていただきましたが、それでも十分なボリューム。

どこか懐かしく、でもちゃんと今もおいしい。そんな一皿でした。

変わらず愛される味

山盛りのあめ色玉葱を食べたくて注文することが多い私です

店名を冠した「スペシャル友風焼き」は、醤油と白ワインをベースにした親しみやすい味付け。

山盛りの飴色玉ねぎと豚肉の組み合わせは、思わずごはんが進みます。

どれにする?キッチン友のハンバーグいろいろ

実はキッチン友、ハンバーグの種類もとっても豊富。

どれにしようか迷ってしまう方のために、わかりやすくご紹介します。

■ ハンバーグステーキ(定番)

まずは王道のハンバーグステーキ。

ふっくら焼き上げたハンバーグに、半熟の目玉焼きがのり、定番のデミグラスソースがたっぷりとかかっています。

この目玉焼きをくずして、デミグラスと絡めながら食べるのが至福の時間。

迷ったらまずはこれ、という安心の一皿です。

■ カレーハンバーグ(人気急上昇中)

最近じわじわと注文が増えているのがカレーハンバーグ。

キッチン友のカレーは少し辛め。でもそのほどよいスパイス感が、肉の旨みとよく合うそうです。

「いつものハンバーグとちょっと気分を変えたい」

そんな日におすすめの一皿。

■ チーズハンバーグ(間違いないおいしさ)

名前のとおり、とろけるチーズがたっぷりのったハンバーグ。

熱々のハンバーグの上で、とろりと広がるチーズ。

ナイフを入れた瞬間のあの幸福感はたまりません。

お子さんにも大人にも人気の、やさしい味わいです。

■ 友風ハンバーグ(いちばん人気)

キッチン友オリジナルの和風ハンバーグ。

ワイン、醤油、にんにく、玉ねぎを使った特製ソースが決め手です。

甘みとコクのバランスが絶妙で、白いごはんがどんどん進みます。

ハンバーグの中では一番人気。

「一度食べたらこれ一択」という常連さんも多いそうです。

まずはぜひ一度、味わってみてほしい一皿。

■ ジャンボハンバーグ(通称わらじハンバーグ)

その名のとおり、思わず目を見張る大きさ。

“わらじハンバーグ”とも呼ばれる迫力サイズです。

ハンバーグ好きにはたまらない、思いきり食べられる一皿。

お腹いっぱいになりたい日にぜひ。

同じハンバーグでも、味付けやボリュームで印象はさまざま。

家族や友人と違う種類を頼んで、少しずつ味見するのも楽しいかもしれません。

昭和の面影と、変わらない清潔さ

黒電話も現役!

店内は昭和を思わせるどこか懐かしい内装。

黒電話も現役です。

けれど厨房は隅々まで清潔に保たれています。

とても清潔な店内

「飲食店なので、店は古くても、料理を出すところは清潔でなくてはいけない」

そんな店主夫妻の思いが、今も大切に守られています。

だいきさんも閉店後の20時以降、4時間以上かけて清掃と包丁研ぎを続けているそうです。

目に見えない努力の積み重ねが、この味を支えています。

まちとともに、これからも

時間帯によっては並ぶこともある人気店。

それでも、待っている時間さえ少し楽しみに変わるのが「キッチン友」の不思議なところです。

六角橋のまちの中で、三世代が守り続ける洋食の味。

お腹を満たすだけでなく、なんだか心まであたたかくなる。

そんな一皿に、また会いに行きたくなりました。

キッチン友

住所:横浜市神奈川区六角橋1-7-21

営業時間:11:30〜14:30/17:30〜20:00

定休日:水曜日・木曜日

なお、ジャンボランチのキーホルダーが新登場予定とのこと。

3月8日から限定数20個で販売開始だそうです。

ステッカーに続き、ファンにはたまらないアイテムになりそうですね。

この記事を書いたひと

あっきー

神奈川区在住。

22歳の娘と20歳の息子、夫の4人暮らし。

おいしいものやたのしいことなどのオススメ情報をオススメするのが好きです。

2代目編集長🔰