女性ホルモンと歯周病や口臭との関係性が話題となっています。口臭というと「タバコ」「お酒」というイメージが挙げられますが、原因は必ずしもそれだけではないようです。

女性の口臭が深刻な事態

20~60代の男女214人を対象に、口臭測定器を用いて口臭測定を行い、 被験者の口臭レベルを0~100に数値化して測定しました。口臭レベルについては、30を超えると周囲に臭いを発し始め、50を超 えると周囲の人が気になるレベルの臭いとなっています。 全被験者の口臭測定値平均は32.2。男女別で見ると、男性30.2、女性34.3となり、女性の方が測定値平均が高かった(①)。 周囲の人が気になる口臭レベルである「50以上」は、全体の13.1%となり、およそ8人に1人が基準値オーバーだった。その 割合を男女で比較すると、基準値をオーバーした人の割合は、男性(8.3%)に比べて女性(17.9%)の方が2倍以上も多い という結果だった(②)。 また20~30代を「若年層」、40~60代を「中高齢層」とし、年代別に見ると、女性40代以上の中高年層では24.1%、つまり 約4人に1人もの人が、基準値を超える口臭レベルであるという結果がだった(③)。

1日の歯磨き回数で、口臭測定値50以下の比率を調査。その結果、1日の歯磨き回数が少ない「1日2回以下」は12.0%、回数が多い「1日3回以 上」は14.2%となり、3回以上磨く方が基準値オーバー比率は高い、という結果に だった。歯磨きだけのセルフケアでは、口臭ケアに限界があることがわかった。

口臭にはいくつかの種類があるが、生理的口臭と病的口臭に分けられ、生理的なものは起きてすぐや、空腹時、食事後匂いの強いものを食べた時などに一時的に発生。病的口臭は、呼吸器系や消化器系の病気などによるものもあるが、多くは歯周病などの口腔内トラブルが原因とされている。(口臭白書参照

女性は男性に比べて歯周病リスクが高い

女性は男性に比べて歯周病リスクが高いと言われています。その原因は女性ホルモンのエストロゲンが歯周病細菌の増殖を促すこと、歯肉を形作る細胞がエストロゲンの標的となることが知られています。プロゲステロンというホルモンは炎症の元であるプロスタグランジンを刺激します。(日本臨床歯周病学会HPより抜粋

女性は成長、生活環境と共に女性ホルモンの分泌量の変化が口腔内の血液循環や細菌に与える影響に関係していると言われています。

「女性に3度訪れる歯周病のタイミング」

⑴ 思春期

女性ホルモンの分泌が始まり、ホルモンが増えて歯肉への血流量が増え、生理の度に疼き腫れやすくなる。また人間関係や環境の変化、テスト勉強による睡眠不足などもホルモンと深く関係している。

⑵ 妊娠・出産期

妊娠後期は特に女性ホルモンの分泌が普段の10倍から30倍にも増えるため、リスクが一気に高まり、産後も育児で忙しく、自分のケアをおろそかにしがちで歯周病になってしまうケースも多い。

⑶更年期

更年期を迎えると、女性ホルモンが減って骨密度が低くなり、歯を支える骨ももろくなり、歯周病にかかった時に症状が悪化する恐れがある。

「GSEマークのついたGSE(グレープフルーツ種子抽出物)について」

神奈川歯科大学において、GSE(グレープフルーツ種子抽出物)は口腔内細菌の歯周病、虫歯菌、口腔カンジダ菌の実証実験を行い口腔内細菌に有効性があると報告されています。また、為害性がなく口に入れても安心安全な製品であるという臨床試験も行っております。さまざまなエビデンスに基づき、弊社は原料管理から製品が完成するまで一貫して管理をしておりますので、各医療機関において医師の方々に推奨され、様々な医療現場で使用されています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です