
横浜市立白幡小学校では12月になるとクリスマスのイルミネーションが灯され、冬の風物詩ともなっています。
中心となって活動をされている「白幡小いちょうの会」会長の横田竜一さんにお話を伺いました。
地域とともに育ってきた、白幡小の冬の風景

冬の白幡のまちに優しく灯る白幡小のクリスマスイルミネーション。
その始まりは平成20年(2008年)頃、PTA役員のOB・OGが中心となって結成された後援会「白幡小いちょうの会」の発足とほぼ同時期のこと。

最初の飾りつけは、クリスマスツリーひとつだけ。
そこから毎年少しずつ工夫を重ね、今では地域の冬の名物へと成長しました。
活動の中心にいるのが、元PTA会長であり、現在「いちょうの会」会長の 横田竜一 さん。
ご本人もお子さんも白幡小の卒業生で、今も白幡上町で地域とともに暮らしています。
「学校ではできないことを」──地域の大人が灯す想い

イルミネーションを続ける背景には、横田さんたちの“地域の大人としての気持ち”や“覚悟”。
「だからこそ、地域が担える部分をやりたい。自分の子どもたちの世代、そのまた次へ、良い形で伝えていきたい」
そんな思いで、毎年の飾りつけを大切に育ててきました。
さらに、「いちょうの会」はイルミネーション以外にも、サマースクールの運営、年間を通して開催されている「土曜塾」での自主学習支援、近隣にあるGODAIスポーツアカデミーによる「小学校体力向上プロジェクト」、プログラミング学習やタブレット導入のサポートなど、学校と連携しながら幅広い活動を展開。
“子どもたちのためにできること”を、時代に合わせて柔軟に続けています。
見どころは年々進化する光──校内に広がるあたたかな景色

イルミネーションは、派手さよりも「やさしい光」を大切にしているのが特徴。
校門前の木々に飾られた灯りは、夕暮れの帰り道にほっと心をほぐし、夜になると校舎のガラスに映り込んで幻想的な輪郭をつくります。

最初のツリーから始まった飾りは、毎年少しずつボリュームが増え、子どもたちが「あ、今年も光ってる!」と足を止める冬の風物詩に。
横田さんは「後世の人たちが続けやすい形を、どう残していけるかをいつも考えている」と笑顔で話してくださいました。
12/20~25は一般公開も!散歩の途中に立ち寄ってみては

今年は 12月20日(土)~25日(木) の6日間、17:00~19:00 の時間帯で一般公開を予定。
この期間だけは、地域のどなたでも校内に入って、イルミネーションを眺めて楽しめる温かな光のイベントです。
華やかなイルミネーションとは少し違う、地元の想いがつまった素朴でやさしい灯り。
白幡小学校周辺を歩く際は、ぜひ足を止めてみてください。
静かに揺れる光が、冬のひとときをそっと彩ってくれます。
なお、このイルミネーションは 「白幡小いちょうの会」 が地域活動として行っているものです。
学校へのお問い合わせにはお応えできませんので、どうぞご了承ください。

横浜市立白幡小学校
住所:横浜市神奈川区白幡上町11−1
※通常は関係者以外は、入校できません。

この記事を書いたひと
あっきー
神奈川区在住。
22歳の娘と20歳の息子、夫の4人暮らし。
おいしいものやたのしいことなどのオススメ情報をオススメするのが好きです。

